2012年9月23日 のアーカイブ

調査人員のアレンジについて

2012年9月23日 日曜日

相談内容~要約

夫の勤務先は、いくつもテナントが入っている商業ビルです。オフィスフロアに勤務していて、エレべーターで勤務先まで行きますが、エレベーターは地下駐車場までつながるもの、駅改札へ直通しているもの、商業施設などのショッピング街につながるものなど複数あり、どの方面から出入りしているかも不明です。
他の探偵社さんに相談したところ、1社は出入り口分の人数を確保する必要があるので、1回の調査当たり25万円以上はかかると言われ、もう1社には、そうした人数関係なく、調査費用は500万円、判明が無ければ、250万円返還すると言われました。

<回答>~概要

このような施設に会社がある場合、下見調査などを行って、主な出入口はどこになるかを把握します。例えば、警備上の理由から、オフィス街もしくはオフィスフロアに入る場合は、主要なルートがある場合が多く、多くの施設ではこれを2~3か所に留めているケースが、確認されます。

次に、このような主要ルートが無い場合は、優先度を考察し、出入口となる個所に人員を配備していくことになります。

仮に6か所あり、同一個所から複数個所の確認ができない場合は、6名以上の人員配備が必要と言えます。

ただし、これは、継続して6名もの人員が必要というわけではなく、最も難所である複数出入口の確認が完了すれば、その後は2名体制で対応は可能であろうと思われます。

確かに複数人で多人数の調査人員が現地に配備されていれば、調査はやりやすさがありますし、複数のアングル、尾行に関しての先回りや、張り込みの体制などは安定しますが、あまりに人数が多くても、不自然になってしまうシーンはありますし、費用の負担が大きくなります。

よって、どうしても人員を配備しないと難しい場所は人員を配備し、2名で対応できる状態になってからは、最低人員で対応するといったアレンジがよろしいかと思われます。

<アドバイス>
例えば、2階に配備されているスタッフが階下の1階の出入りを監視することはできません。
TVドラマなどでは、特殊なカメラを仕掛けて対応するようなシーンが描かれていますが、
カメラには電源が必要であり、小型化すればするほど、搭載できる電源は小さくなり、自ずと使用限度となる電源の持ち時間は少なくなります。

仮に、このようなカメラを仕掛けられたとしても、それを監視する人が必要不可欠です。そうなると、カメラモニターを監視しつつ、尚且つ周辺も監視できるかという問題が生じてきます。カメラは固定アングルとなるでしょうから、そのアングルに本人が確認できる姿勢で映らなければならないという実際の条件も付与されてきます。

実際の調査を想定した場合、カメラ態勢で、尾行へ移行することは、困難を極めると言えます。

また、人員の配備について人員は変動させていく必要があります。例えば、オフィス施設での人の出入りの場合、退社時間が被りやすい午後5時から午後6時周辺の時間帯は、メインの出入り口となるエレベータ口は混雑を極めやすい傾向があります。

このような場合、1名1か所のの原則で調査を行うと、この混雑状態に対応する調査員は1名になり、ここの担当者は、1秒間に1名の確認をしたとしても、100人確認するのに100秒間かかりますから当然、見落としが発生しやすくなります。

対象者が190センチを超える大男で、周囲はスーツ姿だが、私服で派手な色の衣類を身につけているなど大きな特徴があれば、別ですが、平均的身長で平均的な体重、姿を周囲と同じような衣服であるなどの場合は、ここに2名以上配備し、見落としが無いように対応する必要があるでしょう。

多くの施設では、使う出入口が決まっているというのも事実で、オフィスフロアに上がれるエレベーターには限りがあったり、混雑を避けるためにフロアごとに、どの方面エレベーターを使うか決まっている場合があります。

また、エレベーター口ではなく、施設の出入り口の先を監視すると、3か所で大丈夫であるという場合もあります。

このように実際にこのような状況を確認する調査を先行して行うことで、最適化した調査を実現可能にすることもできます。