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相手の親に支払いを請求したいのですが。

2009年11月6日 金曜日

<相談概要>
大学時代の友人に、親の入院費でお金が足りず、何とか用立てしてくれないかと相談を受けました。費用を聞くと、200万円ほどかかるいう事で、自営業のため、お金があまり借りられないというのです。親戚もいないという事でしたので、仕方なくお金を貸しましたが、しばらくして、連絡が無いので、実家を訪ねたところ(大学時代、彼は実家に住んでいて、その住所しか知りませんでした。)、ご両親は元気で、入院などしていないというのです。
彼は現在、行方不明です。そこで、彼の両親にお金の弁償をしてもらいたいのですが、それは可能でしょうか?
※ 本人から借用書は書いてもらっています!

<回答>
大学時代の友人という表記がございますので、既に成人している方にお金を貸したものと思われます。これは基本的な請求権と保護責任の問題になると思いますが、貸した相手が成人している場合の債権をその親に請求する事は、すでにご両親は保護責任は無いですから、この性質の債権に親の返済義務はありません。
当然ながら、請求権もありませんから、法的に親に請求する事はできないとされています。借用書があるのでしたら、住民票などの交付は役所窓口で行えますので、住民票を追ったり、ご両親との関係が良好であるのなら、事情を話して協力してもらうように促す事が妥当であろうと思います。

<所見>
成年に関して、その親に責任を取らせようとする事は、原則不可能です。
道義的な責任はあるかもしれませんが、法的な責任はありません。
最近、こうした理由から相手の両親の居所を探して、親にお金を肩代わりさせるなどを目的とした相談が多くなってきましたが、「親が払うのが当然!」という考え方は法に馴染みません。
相手のいる事ですので、あまりに強引な取立てや、相手の気分を著しく害するような方法では、場合によっては請求権の無い請求ですから、「恐喝罪」や「脅迫罪」などで訴えられる危険をはらみます。
また、他社ではできるという業者もあるようですが、法的な問題は、一度弁護士会や法テラスへ相談するようにして頂いたほうが、正確で安全な回答を得ます。
また、当社(T.I.U.総合探偵社)の場合、行方探しや証拠の収集などについての有料アドバイスやコンサルティングを格安で実施していますので、予算の少ない方でも十分な対策が可能です。

T.I.U.総合探偵社